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リハビリテーション科 コラム

痰が出しにくいとお悩みの方、必見!

 痰を出す方法は色々ありますが、 簡単な方法は、横向きに寝ることです。
 胸に手をおいて、痰がゴロゴロしている方を上側にして5分間寝てみましょう。分からない場合は、左右5分間ずつ横向きに寝ましょう。うつぶせ寝なども効果的です。痰がのどまで上がってきたら強い咳をして出します。水分を取り、のどを潤すと痰が出やすくなります。痰が出やすい時間を見つけるのもポイントです。

リハビリテーション時の検査~心肺運動負荷試験:CPXってなに?~

 心肺運動負荷試験とは、自転車エルゴメーターなどの運動負荷装置を用いて検査を行い、呼吸・循環・代謝諸指標を測定するものです。この検査により、安全で効果的な運動療法・心臓リハビリテーション・呼吸リハビリテーションの運動処方が可能となります。また、日常生活のどの程度の活動レベルで危険な状態になるかを把握できます。この結果を元に、仕事復帰時の仕事内容や趣味やスポーツ復帰が可能かなどを考えることができます。
 当センターでは、 主に外来心臓リハビリテーションを継続している患者さん(酸素療法を実施していない方)に対して、心肺運動負荷試験の結果を元に、運動強度を個別に処方しています。基礎体力や心臓や肺の機能は、個人個人によって違います。心肺運動負荷試験は、負荷を徐々に強くし、どの位の負荷まで自転車をこぐことが可能かを検査するため、医師による診察と理学療法士による評価後に実施されます。 検査中は、医師が付き添い、気分不快や不整脈の出現、血圧の変動等にすぐに対応できるように安全管理を行っています。
 この検査によって個人別の運動処方を提供している病院は、全国でもまだまだ数が少ないのが実情です。

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