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COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは?

COPDの肺(模式図) COPDとは、慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)の略で主に慢性気管支炎と肺気腫の二つの疾患を示します。
 両者は病因が異なりますが、いずれも気管支が閉塞することによリ、息切れや血液中の酸素を低下させたりして病態の悪化を招きます。一般的に、気管支の閉塞は少しずつ進行していきますが、中には、一過性の気道収縮をきたして発作性に呼吸困難が生じる場合があります(気管支喘息の要素のあるCOPD)。
 COPDの原因のほとんどが喫煙です。日本全国で現在21万人以上の人が治療を受けていますが、これは氷山の一角で、推定患者数は530万人以上といわれています。1990年時点での世界の死亡原因6位でしたが、2020年には3位になると予測されています。

COPDの3大症状
  • 労作時(体を動かしたとき)の呼吸困難
  • 慢性の咳
  • 喀痰
診断

呼吸機能検査 診断には、肺機能検査(スパイロメトリーによる検査)が欠かせませんが、息切れ、咳、痰があってもなかなか肺機能検査を受ける機会は多くありません。当センターでは、500人以上のCOPD患者さんが通院されていますが、すぐに、肺機能検査を行い気管支の閉塞の度合いを判定してCOPDの診断を行うことが可能です。今、あなたが咳、痰、息切れで悩んでいるのであれば、ぜひ、当センターで受診してください。

治療

 当センターでは、COPDについて、薬物療法・禁煙指導・呼吸リハビリテーション教育・在宅酸素療法・在宅マスク式人工呼吸法・外科療法 などを行っています。

 診療実績は、呼吸器内科をご覧ください。

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