
「びまん性肺骨化症(案件番号KCRC-22-0003)」(呼吸器内科)
臨床研究の名称 | 特発性間質性肺炎との比較によるびまん性肺骨化症の成因・病態解析 |
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研究責任者の所属・氏名 | 呼吸器内科 部長 馬場 智尚 |
研究の概要 | 【目的】 びまん性肺骨化症は難治性線維化病態に関連あり、また骨化自体が気胸や呼吸不全など臓器障害を来します。骨化病変形成メカニズムを解明する為、骨化周囲の線維化病巣から病変関連候補因子を抽出同定する事を目的とします。 【対象患者】 2000年1月から2021年10月までにびまん性肺骨化症病変のために肺病変の生検や手術等を受けられた患者さん 【方法】 実施許可日~2029年12月31日までに日本医科大学付属病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター、徳島大学大学院医歯薬学研究部、済生会熊本病院、聖マリアンナ医科大学、群馬大学医学部附属病院、防衛医科大学校、都立駒込病院、順天堂大学にて生検、手術、解剖の病理検体に肺骨化症病変およびコントロールとなる肺骨化症の合併のない特発性間質性肺炎がみられた患者さんについて、以下の試料・情報を収集、使用いたします。 使用する試料・情報は、各研究機関からセキュリティ管理された研究グループ用サーバーを用いて電子的に収集され、病変にみられる病態関連する蛋白やmRNA を解析し研究グループ内で検討を行います。 【使用する試料・情報】 試料:診断目的で採取された生検病理検体、手術時に切除した病理検体等 情報:①患者背景 ②身体所見 ③検査データ(血液、尿、呼吸機能など ④胸部画像(単純X線およびCT) 【組織の使用にあたって】 過去の通常診療で採取された組織検体を利用させて頂くため、この研究に伴って新たに生じる身体への危険はありません。ただし、過去に採取した組織が小さい場合、この研究での使用によって組織量が更に少なくなったり消失したりする可能性があり、その後の追加検査に支障が生じたり追加検査が出来なくなることが稀にあります。 【個人情報保護について】 研究にあたっては、個人を直接特定できる情報は使用いたしません。また、研究発表時にも個人情報は使用いたしません。 その他、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(文部科学省・厚生労働省・経済産業省告示第 1 号)」 および「同・倫理指針ガイダンス」に則り、個人情報の保護に努めます。 |
問い合わせ先 ※ | 呼吸器内科 部長 馬場 智尚 〒236-0051 横浜市金沢区富岡東6-16-1 神奈川県立循環器呼吸器病センター 電話番号 045-701-9581 (代表) 受付時間 平日8:30~17:15 |
2022年6月作成
- 研究に試料・情報を提供したくない場合はお申し出ください。お申し出いただいても不利益を生じることはありません。上記の問い合わせ先までご連絡いただけましたら、その方の試料・情報は本研究に利用しないようにいたします。
- 問い合わせ先の担当者が不在の場合は、臨床研究室にお問い合わせください。