• 外来のご案内

  • 診療科のご案内

  • 専門外来

  • 入院のご案内

  • 病院について

第11回 公開医療講座Q&A集

講座・催し lecture

第11回 公開医療講座Q&A集

「大丈夫ですか?その生活習慣が病の元!」 廣瀬講師Q&A集

Q 3年間喫煙をしていても、禁煙すると効果はあるのでしょうか?既に蓄積されたもので発症を止められないのではないかと思っていますが・・・。
A そんなことはありません。講義の中でもお話ししましたが、若いうちに喫煙していても早い時期に禁煙すれば、非喫煙者と同じ寿命になりえます。また40歳、50歳、60歳で禁煙した場合、それぞれ9年、6年、3年寿命が延びると言われています。
Q タバコの害は十分理解していますが、禁煙できません。喫煙歴52年、3年前まで約20本、現在1日8本。本数に関係あるのでしょうか?
A タバコの本数が多ければ多いほど寿命は短くなります。寿命に関して言えば本数を減らすことは意味があります。本当に禁煙したいのであれば、本数を減らす方法は成功率が悪いのでお勧めできません。禁煙のための補助道具はいろいろ揃っています。きっぱりと止めましょう。
Q 60代女性です。若い頃からやせぎみですが、特に今はやせすぎで悩んでいます。健康状態はとても良いです。どうしたら少しでも太れるのでしょうか?切実な悩みです。
A 講義のなかで痩せすぎもいけませんと申しあげましたので気にされているのかなと思いました。もともと痩せていて健康状態が良いのであれば全く問題はありません。
ただ、本当に適切な食生活をしているのか、適度な運動を行っているのかなど、もう一度生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。痩せすぎの原因が見つかるかもしれません。その上で専門家に相談してみるのも一法かと思います。痩せすぎもだめですよと申し上げているのは、BMIからいえばまったく肥満でもないのにダイエット、ダイエットと騒いで極端に体重を減らす(特に若い)女性に警鐘をならすことが大きな目的です。
Q 身長160㎝、体重50㎏、食事は野菜中心を主に魚をよく食べています。2日に1回は40分位歩いていますが、LDLが170で下がりません。どうしたら下げられるでしょうか?
A BMIは20ですね。いわゆる肥満ではありません。適切な食事、適度な運動をされているようで、生活習慣も問題なさそうです。
性別と年齢(特に女性なら閉経前か後か)、HDL等がわからないのでお答えしにくいのですが、一般的にコレステロールは肥満とは関係がありません。ただ、LDLが高いのは動脈硬化を促進する因子ですので、コレステロールの摂取量が多い(たとえば、卵の黄身や、すじこなどをよく食べるなど)のであればそれを減らすことは意味があります。
しかし、コレステロールの代謝は個人によってかなり違いがありますから、必ず効果が出るかどうかはわかりません。医療機関でご相談されるのが良いと思います。
Q 私はメタボです。2ヶ月前からバナナダイエット、そして家の中で20分ぐらいジョギング運動をしています。2ヶ月で3kg位体重が落ち、体脂肪は普通ですが、皮下脂肪が多いのですがなかなか落ちません。これを続けていけばよいのか、またどのようにしたらいいのでしょう?アドバイスよろしくお願いします。
A どの程度のメタボなのかが全く分からないのでお答えしにくい質問です。バナナダイエットがいいかどうかはわかりませんが、運動と食事療法をされていて2か月で3kgの体重減はペースとしては良さそうですね。いわゆる内臓脂肪は運動と食事療法を適切に行えば比較的簡単に減らすことができますが、同じ脂肪でも皮下脂肪はなかなか減りません。これが、内臓脂肪は普通預金で、皮下脂肪は定期預金といわれるゆえんです。適切なダイエットを続けていれば、必ず皮下脂肪も減ってきます。
Q 65歳女性。年一回の健診でコレステロール280位です。薬を飲まず歩くようにしていますが、時々胸が痛くなりますが、水分を飲むと治まります。夜中とか、昼とかになります。
A 閉経後の女性は総コレステロールが高くなりがちですが、それでも高めですね。症状もありそうなので、一度医療機関を受診されることをお勧めします。
Q バナナがダイエットにいいというので食べているのですが、どうなのでしょうか?
A バナナはいろんな糖分がバランスよく含まれていますので栄養的にはいい食べ物だと思いますが、ダイエットに効くかどうかは、私はよくわかりません。ただこ のようないろいろな食品にかかわる情報があまりにも多く氾濫しており、みなさん却ってどうするのがいいのかわからなくなっているのが現状なのではないかな と思っています。
一般的にこの情報は自分の生活習慣を変える必要がある情報かどうか、とりあえず聞いておくけど、今のところその必要はないかなど、いろいろ考える上で役に立つ考え方を簡単にお教えします。
健康やダイエットに関する情報が新聞、テレビなどで流れたとします。

チェック(1)
その情報がちゃんとした研究として行われたものかどうか
芸能人のある人が言っていたとか、その人が今までずっと行ってきたこととか、あるいは数人の人を使っていかにも実験をやりましたみたいなものこういったものははじめから相手にする必要はありません。
チェック(2)
ちゃんとした研究なら大抵の場合、学会に発表したり、論文として学術雑誌に掲載しているはず。学会発表だけのものであれば、これもいまだ自分の生活習慣に取り入れる段階ではないと判断します。論文として学術雑誌に掲載されているものでは多少 考えてみるに値するものとします。ただしいかにも論文の形式をとっているのですが、学術論文としてではなく、一般の宣伝パンフレットあるいは堂々と一般書 として販売されているものもありますから注意が必要です。
チェック(3)
人を対象とした研究か、動物を対象とした研究かどうか
動物でよくても、人を対象とした場合には効果が出ない、あるいは逆の結果が出ることはよくあることなので、あくまでまだ動物実験の段階だ、これによって現 在の生活習慣を変えるほどのことではないと考えていただいて結構であると思います。

この三つのチェックを行えば、かなりのものが脱落していきます。要するに自分の健康には自分で責任を持つ ことがこれからは重要ですね。さっきお金の話をしましたが、儲け話にそんなに簡単にお金を出さないでしょう。ちゃんとよく調べて石橋を叩いておいてもなか なかお金は出さないでしょ。それと同じです。新しく出てきた健康情報を軽々しく信用しないことです。そんなにいい健康法、ダイエット法なら半年、1年待っ てから始めても遅くない。そのころには、その方法はちゃんと世の中に定着していてもっと洗練されたものになっているので少し遅れて始めたほうがいいことが 多いと思います。
Q お酒の話はあまり出てきませんでしたが、私はほとんど毎日晩酌と称してお酒を飲むので少し心配しています。大丈夫でしょうか。
A 厚労省の研究班による多目的コホート研究(JPHC研究)によると、
  1. がんの場合
    お酒を飲んだときそのアルコールは口の中、喉頭、咽頭、食道を最初に通って行きますが、この部位のがんと、吸収されたアルコールは肝臓で分解されますので肝臓のがんを飲酒関連がんと言います。この飲酒関連がんについてはたくさん飲むほど死亡率が高くなりましたが、飲酒関連がん以外のがんでは飲酒量が増えても死亡率に変わりはありませんでした。
    お酒を飲む人はたばこを吸う人も多いのでお酒とタバコを組み合わせると飲酒関連がんの場合も飲酒関連がん以外のがんもお酒を飲むほどがんでの死亡率が高くなりました。なんとなくわかりますね。
  2. 心筋梗塞と脳血管疾患とお酒との関係
    心筋梗塞に関してはかなりお酒を飲んでも心筋梗塞になるリスクは高くなりませんでした。ただし、脳卒中に関してはお酒を飲むほどそのリスクは高くなりました。しかしこれは脳出血が多くなることによるもので、脳梗塞は変わりませんでした。
やはり適量のお酒は良さそうですが、飲みすぎはよくなさそうです。ただし今まで飲んでいない人が適量ならいいということで飲む必要は全くありません。
Q 運動をしていますが、なかなか痩せません。何が悪いのでしょうか。
A 運動だけで痩せることはなかなか普通の人では難しいです。講義のときにお話ししましたが1万歩歩いてやっと300キロカロリーを消費できます。大福2個食べると400キロカロリー行ってしまいます。やっぱり減量には食事療法を組み合わせないといけません。
しかし食事療法だけでもいけません。必ず運動療法を組み合わせないといけません。食事療法だけですと、筋肉がやせていきます。筋肉は基礎代謝を高めるために重要ですし、リバウンドしにくい体を作ることができます。筋肉がつけばさらに運動をするための基礎体力がつきます。
Q 体脂肪率というのがありますが、BMIとどちらを肥満の指標にしたらよいのか。
A 体脂肪は現在電気抵抗法、あるいはインピーダンス法という方法で計られています。これは脂肪、水分、筋肉量によって電気抵抗が変わることを利用してします。ただし、様々な条件で同じ人でもその数値にばらつきがあります。特に水分量によって影響を受けやすく、汗をかいたあとでは低値となります。
ダイエットの研究では体脂肪率が下がると同じようにBMIも低下します。ダイエットを見るためであればBMIで十分ということになります。メタボリック症候群の診断基準にもあるお腹周りが男性で85cm、女性で90cmというのも簡単な指標としては有用です。
BMIにも問題がないわけではありません。筋肉隆々の体脂肪がほとんどないボディビルダーのBMIは30を軽く超えてしまい、肥満ということになってしまいます。出来るだけ簡単な指標を組み合わせてみていく必要がありますが、普通の場合であればBMI、あるいはお腹周りで十分です。

講座・催し

  • 2023年度 糖尿病教室のご案内

  • 令和4年度 糖尿病教室の開催報告

  • 第32回公開医療講座「コロナ禍の間質性肺炎part2」をYouTube...

  • 第31回公開医療講座「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)につ...

  • 第30回公開医療講座「コロナ禍の間質性肺炎」をYouTubeライブ配信...

  • リリー・オンコロジー・オン・キャンバス

  • 日本肺癌学会 当センター呼吸器内科 池田医長が講演しました。

  • 平成31年3月13日に公開講座を開催します。

  • 喘息教室・COPD教室のお知らせ

  • 令和3年度 出張医療講座の中止のお知らせ