
息切れ外来
2020年8月より、息切れ外来を開設いたしました。
息切れは、誰でも歳をとるにしたがって、自覚する症状ではあります。しかし、本当は狭心症や弁膜症といった心臓の病気やCOPDや間質性肺炎といった肺の怖い病気が隠れている可能性があり、治療すれば治ることもあります。もう一点大切なことは病気や老化がきっかけで歩くことがおっくうになり、歩く距離が減ること自体が結果として、足の筋力が低下させ、ますます息切れを進行させます。歩くことは健康寿命を長くすることにとても大切です。歩行速度が速いほど健康寿命は長いというデータもあります。。
息切れ外来では、息切れの主因である心臓と肺と運動(筋肉)の専門家である循環器内科医師と呼吸器内科医師、理学療法士が科の枠をなくしチームを組んで対応します。それぞれの専門分野である心肺の診察をして隠れた病気がないか診断し、治せる病気は治療します。さらに従来、老化とあきらめていた部分である歩き方・歩く姿勢を特殊な3Dの機械を使用して評価します。この評価をもとに心肺機能を高める歩き方のトレーニングを行い、元気(美しく・若く・かっこよく)に運動療法で歩けるようにすることを目指します。
【息切れ外来から始める、高齢化社会に対する貢献】

- 平地を急いで歩くと息切れがする。坂や階段を上ると息切れがする。
- 以前より歩くペースが落ちた。坂や階段がきつい。
- 以前はよく外出をしていたが、歩くことがおっくうで外出しなくなった。
- 歩いていると同世代の人に抜かれる。
正しい姿勢で楽しくウォーキング!
人にはそれぞれの歩き方がありますが、実は正しい歩き方をしないと、腰痛、肩こり、膝痛などの様々な症状があらわれてくる可能性があります。
「ウォーキングなんて、やったことがない!」「試してみたけれど長続きしない・・・」そんな方でも、循環器・呼吸器専門の医師、運動療法専門の理学療法士からのサポートがあれば、理想的な歩き方を身につけることができるはずです。健康な毎日への第一歩として、理想的な歩き方を意識しましょう。
- 息切れの原因となる心臓・肺の検査、治療を行います。
- 特殊なソフトを使い、歩き方の専門的な評価をします。
- この評価に基づき個人に適した歩き方指導・筋トレプログラムを作成します。
- 必要に応じ、通院のリハビリも行えます。
- 少しでも元気に歩けるようにすることを目指します。
- ご自身のやる気も必要です。
循環器内科医師、呼吸器内科医師が、胸部XP検査、呼吸機能検査、心電図、心臓超音波検査、心臓CT検査と胸部CT検査、血液検査などの検査を施行して、息切れの原因となる心臓と肺の精密検査を行います。
主な診断装置
診察日時:予約制(紹介状の有無問わず)
予約日時は平日の11:00~、11:30~、2枠です(各枠1名)、火曜日は11:00~の1枠です。
予約については、14時から16時までの時間帯で対応させていただきます。
電話番号 045-701-8822(予約直通電話 地域連携室)
(国民の休日・年末年始等は休診となります)
- 息切れ外来(未病コンディショニングセンター)の受診に関するお問い合わせは、平日15時30分から17時まで(火曜日を除く)の時間帯で対応させていただきます。
緊急処置が必要な患者さんの場合は、ご一報いただければ即時対応させていただきます。
医療機関の皆様向けにはホットライン(365日24時間対応)を開設しております。
詳細は地域連携室よりご連絡させていただいておりますが、いまだご案内が届いていない、ご質問等ございましたら、お気軽に「地域連携室」までご連絡ください。
以下のPDFファイルをご覧ください。