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胸痛外来

概要

 2018年11月5日に、胸痛外来を開設いたしました。胸痛外来は循環器内科内に設置され、循環器内科医師が担当します。
 「胸が痛い」「胸がしめつけられる」「胸に圧迫感を感じる」などの胸部の症状を示す代表的な病気に、「狭心症」や「心筋梗塞」があり、早急な診断と治療の開始が求められます。
 通常の外来診療では、初診時の診断は問診、運動負荷テスト等の検査を別日に予約し、さらに別の日に結果の説明を行っておりました。
 心臓CT検査は冠動脈の狭窄の有無を直接見ることができ、狭心症・心筋梗塞の正確な診断にとても有用です。胸痛外来では、診察の結果、検査が必要な患者さんは心臓CT検査、血液検査、心電図、心臓超音波検査を受診日(初診時)の1回で速やかに行います。受診当日に診断がつき、検査終了当日に説明が可能です(検査内容により検査結果が、当日中にでないものもあります)。
 特に何らかの胸部(心臓)の症状があり、高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙、肥満等に当てはまる方は、胸痛外来を受診されることをおすすめします。
 持続する強い胸痛の場合は、急性心筋梗塞の場合がありますので直ちに救急外来を受診してください。循環器内科では、24時間365日、循環器救急診療も行っています。

血管の内腔が狭くなる   胸の痛み

特徴・特色
  1.  胸痛外来は、心臓疾患で最も怖い「狭心症」や「心筋梗塞」で、検査が必要な患者さんに速やかに心臓CT検査等を行う特殊外来です。
     循環器内科医師が診察を行いますので、他の病気が疑われる場合や心臓CT検査に適さない(特に腎臓の機能が悪い場合)場合又は緊急性がある場合は、一般外来(循環器内科)として対応させていただきます。
  2.  初診の方、紹介状をお持ちでない場合でも受診可能です。平日の受付時間内(午前8時30分~午前11時00分)に来院していただき、総合受付①番で胸痛があるとお申し出ください。当日は、問診・血液検査・心電図を施行し、心臓CT検査が必要かどうかの判断を循環器内科医師が行います。
     心臓CT検査・心臓超音波検査を施行した場合は、結果説明を当日(夕方)循環器内科医師が説明し、受診当日の診断も可能です。ただし、検査内容により、検査結果が当日中にでないものもありますが、その場合は、結果を後日説明させていただくことになります。また、患者さんのご希望により後日の説明とさせていただくことも可能です。
  3.  心臓CT検査の撮影は最先端の超高速320列CTを使用します。被ばくについては、身体への影響が極めて少ない性能を有していますので、安心して検査をお受けいただけます。
     また、造影剤を使用しますので、腎機能が悪い場合や造影剤アレルギーがある場合は、検査ができないことがあります。
  4.  健康診断の検査項目にある心電図や血液検査では狭心症の診断はできませんが、心臓CT検査は、すぐに「狭心症」や「心筋梗塞」の正確な診断がつく大変有用な検査です。
     心臓CT検査の結果が正常の場合、10年以内に心筋梗塞になる確率は1%以下と言われており、安心が得られます。通常行う運動負荷テストでは狭心症か否かはわかりますが、初期の動脈硬化があるかどうかはわかりません。心臓CT検査は狭心症レベルではない初期の動脈硬化もわかります。初期の動脈硬化があれば、LDLコレステロール等を薬で管理し、狭心症の予防ができます。逆に動脈硬化がなければ、不必要なコレステロールを下げる薬をやめることもできます。
     万が一、「狭心症」や「心筋梗塞」の診断となれば、循環器の専門病院として安心して引き続き受診ができます。このように心臓CT検査は有効な検査であり、胸部違和感や最近、坂道等がきつく感じ動脈硬化に不安のある人(特に60歳代以上)は、一度お気軽に受診してください。
  5.  診察結果により、検査が必要とされた場合は、心臓CT検査・血液検査・心電図・心臓超音波検査を受診当日に行います。
     診療費の自己負担は、3割負担の方で約17,000円、1割負担の方で約6,000円となります。

医師イメージ

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)

虚血性心疾患とは?

 心臓の筋肉(=心筋)に血液を送る冠状動脈が狭くなったり(狭窄)、塞がったり(閉塞)して、心筋への血液の流れが悪くなり、心筋が酸素不足に陥る状態を虚血性心疾患と呼びます。

原因

 多くの場合、動脈硬化が原因ですが、冠状動脈が異常に収縮(攣縮)することによっても起こります。動脈硬化による場合は労作時に起こることが多く、攣縮による場合は安静時に起こり、喫煙によって誘発されることがあります。
 高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙、肥満、心臓病の家族歴などの危険因子を持っていると、急性心筋梗塞や狭心症になりやすい傾向があります。

診断

 胸痛の原因を見つけるために、診察の結果、検査が必要な患者さんには心臓CT検査、血液検査、心電図、心臓超音波検査を速やかに行います。心臓CT検査の撮影は最先端の超高速320列CTを使用します。心臓及び周辺血管の高精細な画像を得ることができるとともに、迅速かつ正確な心機能評価を行うことができます。

心臓CT検査と胸部CT検査

 心臓CT検査は、心臓の状態や働きを詳しく診る検査になりますので、心臓以外の病気である呼吸器の病気(肺がん等)を見つけるには限界があります。その理由として、心臓CT検査では、近接する臓器(心臓や血管、横隔膜など)と重なり、小さな肺がんの発見が困難な場合があります。肺の病気が気になる方は、当センターの肺ドック(予約制)をおすすめいたします。

主な診断装置

320列CT装置 320列CTで撮影した画像

心臓超音波検査
血液検査   心電図

心臓と血管

 冠動脈は心臓の筋肉に酸素と栄養素を運ぶ重要な血管です。

血液検査  心電図

 動脈硬化

血液検査  心電図

受診

◆受付時間 午前8時30分~午前11時00分 総合受付①番までお越しください。
 (休診日 土曜日・日曜日・祝日・年末年始12月29日~1月3日)

◆循環器内科の医師が診察します。予約は不要です。初診の方、紹介状をお持ちでない場合でも受診可能です。

※初めて循環器内科に受診する場合は、原則として紹介状が必要ですが、胸痛外来は紹介状不要です。

※糖尿病の方は当日、糖尿病の薬はお飲みにならずにご来院ください。お薬を内服されていますと当日、心臓CT検査ができない場合があります。

医療機関の方へ

 緊急処置が必要な患者さんの場合は、ご一報いただければ即時対応させていただきます。
 医療機関の皆様向けにはホットライン(365日24時間対応)を開設しております。
 詳細は地域連携室より連絡させていただいておりますが、いまだ案内が届いていない、ご質問等ございましたら、お気軽に「地域連携室」までご連絡ください。

医師イメージ2

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