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肺炎球菌ワクチン

肺炎の原因と治療

 肺炎の原因には、細菌・ウイルスなどが挙げられますが、そのうち最も重要なものが肺炎球菌です。市中肺炎(一般生活の中でおこる肺炎)の約3割の原因菌であり、毒性も強い菌であるため、重症例もしばしばみられます。
 肺炎の治療には、ペニシリンをはじめとする抗菌剤が用いられますが、高齢者や慢性の呼吸器疾患・心疾患をもっている人は、抗菌剤の投与にもかかわらず重篤化することがしばしばあります。このため、最近では予防が重要視されています。

肺炎球菌ワクチンとは

 肺炎球菌には90種類の型があり、ワクチンはそのうち重要な23の型に対し免疫をつけることができ、肺炎球菌による感染症の56~93%を予防するとされています。日本呼吸器学会では、慢性心不全・慢性呼吸器疾患(COPDなど)・糖尿病・アルコール中毒・慢性肝疾・髄液漏などを有する人、摘脾を受けた人、老人施設や長期療養施設などの入所者、易感染性患者に対し接種を特に勧めています。我が国では肺炎球菌ワクチンの保険適用が脾臓摘出者に限られているため、ワクチン接種者はごく少数でしたが、近年ワクチン接種の重要性が認識され、急速に普及しています。
 ワクチン接種後2~3週間で免疫が得られ、効果は5年程度持続します。副作用には発熱(1~5%)、接種部位の発赤・腫脹などがありますが、ほとんどが軽微なものです。2009年10月から我が国でも初回接種後5年以上経過している場合は再接種できるようになりました。
 2014年10月1日から、高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種となりました。

ワクチン接種の時期

 ワクチン接種の時期は1年を通していつでも構いません。インフルエンザワクチンもあわせて接種すると、より効果的に肺炎を予防できます。一般的には、それぞれのワクチンは6日以上の間隔をあけて接種すべきとされていますが、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することもできます。

当センターでのワクチン接種の手続き

手続き

 接種するための事前予約は必要ありません。
 接種のみを希望される方は平日の8時30分から11時の間に、受付窓口(1番)までお越しください。すでに当センターにお掛かりの患者さんは、診察時に医師に接種したい旨を伝えてください。
 ただし、当日の体調により医師から接種できないと判断される場合もありますのでご了承ください。

費用

 ワクチン接種は保険適用外で全額自費負担となり、初診料とワクチン接種料で8,500円(税込)となります。

横浜市成人用肺炎球菌ワクチン予防接種

 当センターは横浜市成人用肺炎球菌ワクチン予防接種協力医療機関です。接種に必要なものをご持参のうえ、上記手続により接種してください。対象者、費用等については横浜市保健所ウェブページをご参照ください。

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