100円玉の表は・・・?
「いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな」伊勢大輔(百人一首第61番歌)平安中期の女流歌人です。“むかし栄えた奈良の都の八重桜。今日はこの九重の宮中で色美しく咲き誇っています”という春に詠われた歌です。一般的に百人一首といえば、藤原定家が選んだ“小倉百人一首”を指します。小倉百人一首は古今和歌集をはじめ10種の歌集から年代順に並んでいます。中でも、恋の歌が43種、四季の歌が32種を占めており、「美の鬼」と呼ばれる藤原定家ならではの選歌と言えます。
こちら南関東では寒さも和らぎ、桜の開花も見られます。八重桜はもう少し先になりそうですが、何度見ても桜のピンクと青空のコントラストは最高に美しい光景です。