“PNS®”でやさしさと思いやりを大切にした
安心・安全な看護を
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新人教育について
新人看護師の育成には、専門職業人としての知識・技術・態度の習得と、新たな環境の変化に適応していくために、段階的に踏んでいくプロセスを支援していきます。新人看護師一人ひとりの考え方や思いを尊重し信頼関係を築けるように関わり、共に考え共に育っていくことを大切にしています。患者の安全を守り、信頼される看護師として育つよう、スタッフ全員が責任を持って支援していきます。
新人看護師支援体制
当センターの看護局では先輩看護師2名×新人1名という構成のパートナーシップ・ナーシング・システム(以下PNS®)を導入しています。新人看護師は、日々の実践場面を通して共に学び合う存在であるフレッシュパートナーと協働します。
PNS®の特長
PNS®とは2人の看護師が安全で質の高い看護を共に提供することを目的に、良きパートナーとして対等な立場で互いの特性を活かし、相互に補完し協力し合って、看護ケアを1年を通じて活動し、その成果と責任を共有する看護体制の事です。
相互に補完し、協力し合うことで
相乗効果が生まれ、質の高い看護を実践。
当センターでは、看護師の仕事に興味がある方や看護師を目指している高校生を対象に、1日看護体験を行っています。
この看護体験では、看護師になるために必要な技術を体験することや病院内の見学などを企画しています。また、先輩看護師との懇談会の場もご用意しています。「看護師ってどんな仕事?」「病院ってどんなことをしているの?」に答えます!
皆様のご参加、お待ちしております。
ペアで患者さんを受け持ちます。
日々のケアも看護師2人で実施し、お互いの知識とスキルを学び合い、高め合うことが可能です。お互いを尊重し、信頼し、慮ることで看護師間のコミュニケーションも活発になります。
現場看護師の声
実際にパートナーとして、協働する先輩看護師、新人看護師の声をご紹介いたします。
1年目の教育スケジュール
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4月
入職時オリエンテーション
入職して1週間は社会人としての心得をはじめ、病院及び看護局の理念や病院全体のシステムなどについて学びます。
また、病棟ラウンドを行い各部署の特徴を知ります。部署配属
まずはシャドウイングで日常業務の流れを理解するところから始めます。受け持つ患者の数は1~2名から始め、段階的に増やしていきます。
新人集合研修
看護師として現場で必要な基礎看護技術を演習で学びます。また、社会人としてこの期間に同期との交流も深まります。
研修内容
「感染防止対策」「採血」「吸引」「酸素療法」「メンタルヘルス」
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5月
基本的な看護技術を根拠に基づき安全に実施できるように先輩と一緒に経験を積んでいきます。
新人集合研修
「フィジカルイグザミネーション」「重症度、医療・必要度」
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6月
日々の業務を振り返り、夜勤勤務導入に向けて安全な看護が実施できるように準備を進めていきます。
新人看護師看護技術経験リストを活用し、先輩と一緒に3か月を振り返ります。新人集合研修
「医療安全」
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9月
夜勤の仕事に少しずつ慣れていく中で、任される仕事も増えてくる時期です。自分の強みを活かしながら、元気に成長していけるように、ストレスマネジメントについて学びます。
新人看護師看護技術経験リストを活用し、先輩と一緒に6か月を振り返ります。新人集合研修
「自己支援研修」
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10月
患者さんと関わることが増え、あの対応で良かったのかな、もっと良い看護は何だろう等の悩みも出てくる時期です。看護職の倫理綱領に立ち戻りながら、自分達の行動をふり返ります。自分の看護観を見つめ直す機会にもなります。
新人集合研修
「倫理研修Ⅰ」
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11月
医療チームの一員としてチームメンバーの役割が分かり行動ができる様に研修を通して学びます。また、先輩たちの助言を受けながら、患者さんのニーズを捉えて看護計画を立案する研修に取り組みながら、看護過程を学びます。
新人集合研修
「メンバーシップ」
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12月
静脈注射実施教育プログラム 技術テスト静脈注射に必要な知識と技術を習得して、患者に侵襲の高い看護技術を安全に実施できるようにしていきます。
新人集合研修
「看護過程Ⅰ(統合)」
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2月
新人看護師看護技術経験リストを活用し、先輩と一緒に11か月を振り返り、2年目に向けて自己の課題を明らかにします。
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3月
ステップⅠ取得
1年間お疲れ様でした!
先輩や同期に支えられながら、1年間かけて、基本的な看護を習得し、医療チームの一員として成長していきます。