「間質性肺炎(案件番号KCRC-19-0007)」(呼吸器内科)
臨床研究の名称 |
間質性肺炎の診断における経気管支的氷結肺生検(transbronchial lung cryobiopsy)の有用性に関する検討 |
研究責任者の所属・氏名 |
呼吸器内科 部長 小倉 高志 |
研究の概要 |
【目的】 びまん性肺疾患、とくに特発性間質性肺炎の病理診断において決め手となる検査は外科的肺生検です。しかし、外科的肺生検は、どこの施設でも行える検査ではなく、身体的・経済的な負担があります。一方で、クライオ肺生検は気管支鏡を用いて行うため、外科的肺生検に比べ多くの施設で施行可能で合併症も少ないといわれています。ただし、検体は小さく、外科的肺生検の代替になりうるかはまだ分かっていません。 この研究では、クライオ肺生検および外科的肺生検の病理診断の一致性を検討することで、クライオ肺生検がどの程度びまん性肺疾患の診断に有用かを検討します。
【対象患者】 当センターにて、びまん性肺疾患の診断目的にクライオ肺生検をうけたのちに、2018年7月から2018年12月までに外科的肺生検をうけた患者さん
【方法】 上記の患者さんの患者背景情報及び診断に使用した病理標本のバーチャルスライドを個人が特定できないように匿名化し、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科に送ります。そして、クラウドに保存したそれらのデータを病理医が評価したのちに、国立病院機構東京病院にて解析・検討します。
【使用する情報】 病理標本バーチャルスライド,年齢,性別,臨床診断名
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問い合わせ先 ※ |
呼吸器内科 医長 馬場 智尚 〒236-0051 横浜市金沢区富岡東6-16-1 神奈川県立循環器呼吸器病センター 電話番号 045-701-9581 (代表) |
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