心臓血管外科cardiovascular surgery

ご挨拶

当センターでは、昨年度は常勤医不在でありましたが、今年度より東邦大学医療センター大橋病院 心臓血管外科 尾崎重之教授のご協力のもと、新体制で診療を再開いたしました。地域に信頼される診療科を目指してまいります。何卒、よろしくお願い申し上げます。

診療案内

心臓血管外科では心臓弁膜症、虚血性心疾患、不整脈疾患などの心臓疾患のほか、大動脈瘤などの血管疾患を取り扱います。院内循環器内科、また近隣医療機関の先生からもご紹介をいただいております。近年、高齢化社会の進行により当該疾患も増加傾向です。脂質異常症や糖尿病、また肺気腫などを既往に持たれられる方も少なく有りません。当院では循環器内科、糖尿病・内分泌内科、呼吸器内科との協力のもと、リスクのある方にも集学的な治療が可能です。

対象疾患

• 心臓弁膜症（大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症など）

自己心膜を使用した大動脈弁形成術（Ozaki手術）を積極的に行っています。従来の弁置換手術とは異なり、自己組織を利用することによりワーファリンなどの抗凝固療法が不要であることなど、多くのメリットがあります。当院ではOzaki手術の開発者である尾崎先生に手術参加いただいています。また、僧帽弁閉鎖不全症に対しても積極的に弁形成手術を、心房細動にはMaze手術が可能です。

• 虚血性心疾患（狭心症など）

カテーテル治療の困難な病変に対しては、冠動脈バイパスを行います。合わせて、虚血性僧帽弁閉鎖不全症への介入なども可能です。