ご挨拶
生命に直結する心臓を守るのが循環器内科です。このためには高度の医療機器と習熟したスタッフが必要で、24時間365日専門病院として対応をしています。循環器疾患は怖いというイメージを持つ方が多いと思います。実は循環器疾患はここ20年大きく医療が進歩し、長生きできる病気になっています。もちろんこのためには、予防も必要ですし 適切かつ迅速な診断と治療、急性期の速やかな対応、その後のリハビリといった幅広い対応が必要になります。当院循環器科はどの状態の患者さんにも適切な対応をすることで患者さんに安心を届けることができるように心掛けています。これからの循環器治療は患者さん自らが考え、自分の健康は自分で守る意識も大切です。当院はできるだけ患者さんに寄り添い、ご自身の健康を守るためのサポートをしていきます。専門病院として安心してお任せください。胸痛、動悸、息切れ等循環器症状で 気になることがあれば、お気軽に受診してください。
診療内容
循環器で扱う代表的な疾患である狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患は対応の速さが大切な疾患です。豊富な検査枠で速やかな対応を心掛けます。特に万一急性心筋梗塞が発症した場合、分単位の速やかな診断と処置が必要です。当院は2台のカテーテル検査室を有し、いつでも修練したスタッフが対応するので閉塞した血管の再開通までの時間もかなり短くできています。心房細動を代表とする不整脈は治療方針が複数ある疾患です。最も効果的な方法はアブレーションというカテーテルでの治療になります。当院のアブレーションは安心・安全にできることが特徴です。不整脈の治療に関しては患者さんとともにしっかり方針を立てて治療することが大切だと思います。さらに今後増加する心不全に対しては医療だけでなくその人の生活も含めて考えることが重要だと思います。多職種からなるチームで患者さん、家族と向き合います。残念ながらどの循環器疾患も根本的に治る疾患ではありません。再発予防が大切となります。高い心臓リハビリ実施率を誇り再発予防に力をいれています。 また 胸痛外来 心房細動センター 心電図異常外来 息切れ外来といった専門外来もあります。
主な疾患
- 虚血性心疾患
- 心筋梗塞
- 不整脈
- 心不全
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福井 和樹(ふくい かずき)
役職 副院長兼循環器内科部長 資格 - 日本内科学会総合内科専門医
- 日本内科学会内科指導医
- 日本循環器学会循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会指導医
- 日本心臓リハビリテーション学会指導士
- 医学博士
- 横浜市立大学大学院客員教授
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井口 公平(いぐち こうへい)
役職 医長 資格 - 日本内科学会総合内科専門医
- 日本内科学会内科指導医
- 日本循環器学会循環器専門医
- リードレスペースメーカー実施医
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硯川 佳祐(すずりかわ けいすけ)
役職 医長 資格 - 日本内科学会総合内科専門医
- 日本循環器学会循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会認定医
- 日本心臓リハビリテーション学会指導士
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児玉 翔(こだま しょう)
役職 医長 資格 - 日本内科学会認定内科医
- 日本循環器学会循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会認定医
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瀧澤 良哉(たきざわ りょうや)
役職 医師 資格 - 日本内科学会内科専門医
- 日本循環器学会循環器専門医
- 日本不整脈心電学会不整脈専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会認定医
- 植込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療研修修了
- リードレスペースメーカー実施医
- クライオバルーンアブレーション実施医
- 日本周期術期 経食道心エコー(JB-POT)認定
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小嶋 寛之(こじま ひろゆき)
役職 医師 -
松村 賢治(まつむら けんじ)
役職 医師
外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 福井 井口※ 瀧澤 |
硯川※ 小嶋 |
福井※ 児玉 小嶋 |
硯川 瀧澤※ |
福井※ 児玉 松村 |
午後 (再来予約のみ) |
井口 | 小嶋 | 児玉 | 瀧澤 | 松村 【ペースメーカー外来】交代制 |
- 初診受付は、平日8時30分~11時です(午後は再来予約のみ)。
- 「※」は、紹介初診を優先する紹介予約外来担当医師です。
ご予約をご希望の方はこちらをご覧ください。 - ペースメーカー外来は、専門外来です。
休診・代診のお知らせ
日程 | 診療科 | 変更内容 |
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休診 ○○医師 |
診療実績
2021年度
冠動脈造影 | 380例 |
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経皮的冠動脈形成術(PCI) | 196例 |
うち ロータブレ-ター | 12例 |
経橈骨動脈アプローチ(TRI) | 168例(85%) |
末梢動脈形成術(PTA) | 4例 |
カテーテルアブレーション | 118例 |
永久ペースメーカー留置(交換含む) | 70例 |
植え込み型除細動装置(ICD)(交換含む) | 7例 |
両室ペーシング(CRT)(交換含む) | 3例 |
医療関係者の方へ
循環器内科は、地域に愛される信頼と安心できる病院を目指します。豊富な検査枠をいかし迅速に対応すること・わかりやすい説明をすることを心がけています。循環器の病気は生命に関わる疾患が多く、診断がつくまで不安な日を過ごすことになります。初診から検査、説明までの期間をできるだけ短くしたいと考えています。特に胸痛のある患者さんは当日にCTや必要であれば心臓カテーテルも出来る体制となっています。一方、心不全や心房細動等の不整脈は治療の選択肢が多くあります。コメディカルの協力も得て、わかりやすいパンフレットを作成し、患者さんによく理解してもらったうえで納得の医療を心掛けています。外来での心臓リハビリも可能です。
救急時は24時間365日循環器内科の医師が当直体制で対応しています。胸痛、動悸、心電図異常、心雑音、不整脈、心不全、下肢跛行、虚血性心疾患スクリーニング等あらゆる循環器疾患に対応いたします。呼吸器科と連携した息切れに対応した新しい外来もあります。
専門病院が診ると納得されるケースも多々あると思います。どうぞお気軽にご紹介ください。