「肺MAC症(案件番号KCRC-23-0015)」(呼吸器内科)
臨床研究の名称 | 難治性肺MAC症に対するAmikacin liposome inhalation suspensionの薬剤性肺障害についての後方視的検討 |
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研究責任者の所属・氏名 | 呼吸器内科 医師 金子 太一 |
研究の概要 | 【目的】 肺MAC症の標準治療はリファンピシン・エタンブトール ・マクロライド系抗菌薬 (クラリスロマイシン、アジスロマイシン) による多剤併用療法が基本ですが、多剤併用療法を行ってもMAC菌の培養陰性化が困難な症例もあり、治療抵抗性肺MAC症の治療戦略が問題になっています。近年、標準治療にAmikacin liposome inhalation suspension(アミカシン硫酸塩吸入製剤:ALIS)を追加することで、標準治療単独よりもMAC菌の培養陰性化が有意に高率に達成することが報告され、ALIS治療が難治性肺MAC症に対する治療選択肢となりました。しかし、ALIS治療の副作用として薬剤性肺障害が報告されており、特に注意が必要とされていますが、今までにALISによる薬剤性肺障害に対する詳細な報告はありません。そのため、この研究では当センターでALIS治療を受けた難治性肺MAC症の方について調査し、ALISによる薬剤性肺障害の臨床・放射線・病理学的特徴について新たな知見を得ることを目的とします。 【対象患者】 2021年4月から2023年7月までに難治性肺MAC症に対してALIS治療を受けた患者さん 【方法】 上記の方を対象に下記情報を収集し検討します。 【使用する試料・情報】
2023年8月開始予定 |
問い合わせ先 ※ | 呼吸器内科 医師 金子 太一 〒236-0051 横浜市金沢区富岡東6-16-1 神奈川県立循環器呼吸器病センター 電話番号 045-701-9581 (代表) 受付時間 平日8:30~17:15 |
2023年8月作成
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