「循環器疾患（案件番号KCRC-23-0028）」（放射線科）
| 臨床研究の名称 | E-Motion Lungの胸部CTの画質評価に関する研究 |
|---|---|
| 研究責任者の所属・氏名 | 放射線科 部長 岩澤 多恵 |
| 研究の概要 | 【目的】 一般的にCTでは、X線の吸収値をコンピュータで解析して人体の断層像を作ります（これを画像再構成と呼びます）。胸部のCTでは呼吸や心臓の拍動による動きで、画像がぶれて、診断が困難になる場合があります。特に心臓の評価の際はその画像のぶれがより少ないことが望まれます。そのため、心臓のCTを撮影する際は心電図と同期させ、ぶれを抑制する方法で撮影されます。E-Motion Lungは、新たに開発された画像再構成の手法で、呼吸や心臓の動きによるブレを抑制する効果が期待されています。 本研究では、当センターで撮影された胸部CT画像を従来の画像再構成法（AIDR3D）で再構成した画像と新たな画像再構成法（E-Motion Lung）で再構成した画像、そして心電図と同期して撮影した心臓CT画像を比較して画質の評価を行い、画像のぶれにどのような見え方の違いがあるかを検討します。 【対象患者】 2023年1月から2023年12月に心臓CT検査を受けた患者さんのうち、同日に胸部単純CT検査も受けている患者さん 【方法】 上記の患者さんを対象に下記情報を収集し、当センターとキヤノンメディカルシステムズ株式会社で各種画像の再構成を行い、当センターにおいて従来の画像再構成法であるAIDR3Dと新しい画像再構成法であるE-Motion Lung、心臓CT画像を比較し、E-Motion Lungの有用性を検討します。 なお、CT画像は匿名化した上でキヤノンメディカルシステムズ株式会社に送り、画像の再構成を行います。キヤノンメディカルシステムズ株式会社にはCT画像以外は送りません。 【使用する情報】 患者背景（年齢、性別、喫煙歴など）、CT画像データ、呼吸機能検査結果、診断名など 【情報の使用開始予定日】 2024年4月開始予定 【研究代表者および所属機関】 神奈川県立循環器呼吸器病センター 放射線科 部長 岩澤 多恵 【共同研究機関】 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 |
| 問い合わせ先 ※ | 放射線科 部長 岩澤 多恵 〒236-0051 横浜市金沢区富岡東6-16-1 神奈川県立循環器呼吸器病センター 電話番号 045-701-9581 （代表） 受付時間 平日8：30～17：15 |
2024年4月作成
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