「冠動脈疾患（案件番号KCRC-24-0006）」（循環器内科） の複製

【目的】
狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患は、本邦における重要な死因の一つであり、その適切な診断および治療は健康寿命の改善と医療費の軽減のために極めて重要です。冠動脈疾患に対する治療法として、経皮的冠動脈形成術（PCI）や冠動脈バイパスグラフト術（CABG）などの血行再建術があり、適応の判断に心筋虚血の評価が行われてきました。磁気共鳴画像（MRI）で微小循環の指標であるの冠血流予備能（CFR）の有用性を評価し、冠動脈疾患患者さんにおける心筋虚血を超えた新たなリスク指標を確立することを目的としています。
【対象患者】
当センターでの研究実施の許可日から2026年3月までの間に、冠動脈疾患と診断された方のうち、当センターを受診している患者さん
【方法】
診療録より以下の情報についてMRI撮影日から3か月前後で最もMRI撮影日に近いデータを収集します。収集された情報は、研究代表機関である横浜市立大学附属病院 放射線診断科へ提供します。提供する情報は、個人名など単体で個人を特定できる情報を削除し、研究用の番号（識別コード）で管理します。
【使用する情報】
・背景情報（年齢、性別、身長、体重、狭心症状の有無、血行再建術の既往、心不全の既往、 冠危険因子、内服薬）・バイタルサイン・血液検査結果・心電図検査・心臓超音波検査・MRI検査・治療内容・予後情報の収集 
【提供の開始予定日】
2024年7月開始予定　
【研究代表者および所属機関】
横浜市立大学附属病院 放射線診断科 加藤 真吾
【共同研究機関】
横浜市立大学附属市民総合医療センター
神奈川県立循環器呼吸器病センター