「肺癌(案件番号KCRC-24-0009)」(呼吸器内科)
臨床研究の名称 | 片側上肺野線維化病変における対側肺の変化について |
---|---|
研究責任者の所属・氏名 | 呼吸器内科 医長 関根 朗雅 |
研究の概要 | 【目的】 以前に我々は、肺がん術後にPleuroparenchymal fibroelastosis(PPFE)に類似した「上肺野線維化病変」が手術した側の肺(術側)に出現することを報告しています。「上肺野線維化病変」が出現した患者さんの経過はあまり良くないとされ、経過中に病側に真菌などが住み着き、治療に難渋することがあります。また、さらに術側とは反対側(対側)にも陰影が出現することがあります。しかしながら、対側陰影の出現頻度、出現した患者さんの経過などは明らかではありません。これらを明らかにすることが本研究の目的です。 【対象患者】 下記のいずれかにあてはまる患者さんを対象とします。 ・過去に胸部手術歴がある方のうち、2012年1月から2018年12月の間に当院で胸部CTを受け、その画像から「上肺野線維化病変」が認められた患者さん ・2008年1月から2016年12月の間に当院で肺がんの手術を受け、その後の経過中に「片側上肺野線維化病変」の出現が確認された患者さん 【方法】 上記の方を対象に下記情報を収集し検討します。 【使用する情報】 ・患者基本情報:性別、年齢、喫煙歴、肺機能検査、予後など ・画像検査に関する情報:(胸部X線,胸部CTを使用)対側肺の出現の有無、対側肺の性状とその変化 ・治療経過に関する情報:治療内容、治療を開始した日、治療効果、治療を中止した日とその理由、病状が悪化した日、副作用、死亡日など 【情報使用の開始予定日】 2024年7月予定 |
問い合わせ先 ※ | 呼吸器内科 医長 関根 朗雅 〒236-0051 横浜市金沢区富岡東6-16-1 神奈川県立循環器呼吸器病センター 電話番号 045-701-9581 (代表) 受付時間 平日8:30~17:15 |
2024年6月作成
- 研究に情報を提供したくない場合はお申し出ください。お申し出いただいても不利益を生じることはありません。上記の問い合わせ先までご連絡いただけましたら、その方の情報は本研究に利用しないようにいたします。
- 問い合わせ先の担当者が不在の場合は、臨床研究室にお問い合わせください。