「間質性肺炎(案件番号KCRC-24-0027)」(呼吸器内科)
臨床研究の名称 | 間質性肺疾患におけるAI画像解析を用いた肺高血圧症推定 |
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研究責任者の所属・氏名 | 呼吸器内科 医長 北村 英也 |
研究の概要 | 【目的】 間質性肺炎は治療選択肢が限られ、進行性の治癒の困難な病気であることが知られています。肺の病変が進行すると肺高血圧症を発症する方がおり、間質性肺炎による肺高血圧症に対しては近年肺血管拡張薬吸入による歩行距離(運動機能)改善の効果が示されたため、新たな治療選択肢として期待されています。しかしながら、肺高血圧症の診断はカテーテル検査でしか行えず、患者様に少なからず負担のかかる検査となるため、事前に肺高血圧症が存在する可能性が高いと考えられる方に実施を行っておりますが、カテーテルを行った全例で肺高血圧症の診断に至っているわけではないのが現状です。今回、CT画像をAIを使用して画像解析することで、肺高血圧症を有する患者さんを精度高く予想し、より適切なタイミングでカテーテル検査での肺高血圧症診断に繋げることができないかと考え、研究を行います。 【対象患者】 間質性肺炎または間質性肺炎の疑いと診断され、2019年10月から2022年1月の間に「新薬創出を加速する人工知能の開発(KCRC-19-0015)」への参加について文書にて同意された方のうち、当院で右心カテーテル検査を行った患者さん 【方法】 上記の方を対象に下記情報を収集し検討します。 【使用する情報】 ➀上記の同意された先行研究にて収集及び解析した情報 患者背景(年齢、性別、身長、体重、自覚症状、喫煙歴など)、診療時の記録(自他覚症状、治療薬の種類、血圧、心拍数、SpO2など)、検査結果(CT画像・X線画像及び所見、血液検査、呼吸機能検査、心電図、心エコーなど)、病理組織データ及び所見など ➁本研究にて収集する情報 右心カテーテル検査結果 【使用の開始予定日】 2024年12月使用開始予定 |
問い合わせ先 ※ | 呼吸器内科 医師 藤本 一志、 医長 北村 英也 〒236-0051 横浜市金沢区富岡東6-16-1 神奈川県立循環器呼吸器病センター 電話番号 045-701-9581 (代表) |
2024年10月作成
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