「集中治療室に入室した方(リハビリテーション科) (案件番号KCRC-24-2001)」
臨床研究の名称 | 日本における集中治療室入院患者に対する早期離床の実態調査 Early Mobilization Practices of Adult Patients admitted to ICU in Japan: A one-day Point-Prevalence Study(EMJ PoP study) |
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研究責任者の所属・氏名 | リハビリテーション科 主任理学療法士 町口 輝 |
研究の概要 | 【目的】 集中治療室を退出した後に重度かつ長期的な機能障害に苦しむ人が増加しており、近年ではその予防または改善のために集中治療室滞在中からの早期離床・リハビリテーションの実施が重要視され始めています。しかし、各病院の集中治療室の文化や地域性により離床実施率などに違いがあるのではないかと考えました。そのため、この研究では、日本の集中治療室に入室している重症患者さんの離床・リハビリテーション実施率を明らかにします。また、離床が実施できなかった患者さんの患者情報から、その阻害因子について調査します。 【対象患者】 2024年1月から2024年2月の間に当センターの集中治療室に入室した患者さん(疾患は問わない) 【方法】 電子カルテおよび診療録に記載のある診療記録および検査データより以下の情報を収集し、氏名・患者 ID などの個人情報を削除し、どなたのものかわからないようにした上で、杏林大学保健学部リハビリテーション学科へ送り、適切に解析します。 【使用する情報】 リハビリの実施内容、離床が実施できていなかった場合の理由、年齢、性別、身長、体重、病名、ICU入室理由、入室しているICUのタイプ、重症度(APACHE II score)、ICU滞在期間、人工呼吸器装着の有無、人工呼吸器装着期間、補助循環の有無、覚醒レベル、投薬状況、栄養投与状況、併存疾患、入院前のフレイルの有無など 【提供の開始予定日】 2024年6月1日開始予定 【研究代表者および所属機関】 杏林大学保健学部リハビリテーション学科 助教 松嶋真哉 【共同研究機関】 杏林大学医学部付属病院、福井大学医学部附属病院、関西電力病院、長崎大学病院、川崎医科大学附属病院、日本医科大学、長崎大学 ※当センターは「既存試料・情報の提供のみを行う者」として本研究へ参加。 |
問い合わせ先 ※ | リハビリテーション科 主任理学療法士 町口 輝 〒236-0051 横浜市金沢区富岡東6-16-1 神奈川県立循環器呼吸器病センター 電話番号 045-701-9581(代表) |
2024年5月作成
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