「肺高血圧症(案件番号KCRC-25-0002)」(呼吸器内科)
臨床研究の名称 |
間質性肺疾患に伴う肺高血圧症の診断における呼吸機能検査の有用性に関する検討 |
研究責任者の所属・氏名 |
呼吸器内科 医長 酒寄 雅史 |
研究の概要 |
【目的】 間質性肺疾患に伴う肺高血圧症の診断には心臓カテーテル検査が必要ですが、検査による患者さんの身体への侵襲性や各医療機関の体制などから、間質性肺疾患の患者さん全員に心臓カテーテル検査を行うのは困難です。そのため負担の少ない検査で肺高血圧症の存在を予測して、肺高血圧症である可能性の高い患者さんを選んで心臓カテーテル検査を行うことが重要になっています。肺高血圧症を予測する検査には心臓超音波検査がありますが、更に呼吸機能検査を用いることでより正確に肺高血圧症の存在を予測することができるかどうかを調べることがこの研究の目的です。 【対象患者】 間質性肺疾患で当センターを通院したことがある方のうち、2021年1月から2026年3月までに、当センターにおいて間質性肺疾患に伴う肺高血圧症の疑いで右心カテーテル検査を受けた患者さん 【方法】 臨床経過や呼吸機能検査、心臓超音波検査、心臓カテーテル検査、血液検査などの検査結果をカルテから参照して、呼吸機能検査データが間質性肺疾患に伴う肺高血圧症の存在の予測に有用であるかどうか統計解析を用いて調査を行います。 【使用する情報】 患者背景(年齢・性別・体重・合併症等)、検査結果(血液・画像・呼吸機能・超音波・カテーテル検査)、臨床症状、治療内容、経過等 【使用の開始予定日】 2025年5月開始予定
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問い合わせ先 ※ |
呼吸器内科 医長 酒寄 雅史 〒236-0051 横浜市金沢区富岡東6-16-1 神奈川県立循環器呼吸器病センター 電話番号 045-701-9581 (代表) |
2025年4月作成
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