「肺癌（案件番号KCRC-25-0011）」（呼吸器外科）

【目的】
近年、肺癌治療の向上や画像診断の進歩により、多発肺癌や肺癌の肺内転移の患者さんを治療する機会が増えています。それぞれの患者さんの病変はさまざまであるため、どのように外科的な治療を行うかの決定は慎重な検討が必要となっています。そのため、この研究では過去に多発肺癌や肺癌の肺内転移で治療した患者さんの背景や病変、手術・放射線治療などの成績を分析し、適切な治療の選択について検討することを目的とします。
【対象患者】
2000年1月から2021年12月の間に、当センターにて多発肺癌あるいは肺癌の肺内転移に対して手術あるいは放射線療法を受けた患者さん
【方法】
上記の対象患者さんの下記情報を収集し、特定の個人が識別できない状態で横須賀共済病院呼吸器外科（情報提供先）に送り、複数の施設（共同研究機関）の情報と合わせて集積し、適切に検討を行います。
【使用する情報】
年齢・性別・喫煙歴・併存疾患などの背景情報、画像所見、手術および放射線治療の情報とその経過、肺癌の遺伝子変異情報、病理診断、病期、手術内容、合併症、予後など
【情報使用の開始予定日】
2025年8月開始予定
【研究代表者および所属機関】
横須賀共済病院　呼吸器外科　部長　石川善啓
【共同研究機関】
横須賀共済病院、横浜市立大学附属病院、横浜市立大学附属市民総合医療センター、神奈川県立がんセンター、大船中央病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター