診療科のご案内 -心臓血管外科-

心臓血管外科のご案内

 平成22年4月1日より新チーム赴任による心臓血管外科の大幅な強化がなされました。今回の体制強化により、人工心臓と心臓移植以外の成人心臓血管外科領域全般にわたる外科治療が可能となりました。平成26年3月には新チームとして心臓胸部大血管手術件数300件に到達しました。

 豊富な経験を持つ心臓血管外科スタッフ陣と、最先端の循環器治療を心がけている当センター循環器内科との協力により、世界基準の質の高い循環器疾患の治療を皆様に提供できるよう努めますので、よろしくお願いいたします。

文字どおり、心臓と血管の病気全般の手術を行っています

心臓血管外科手術の場面 心臓血管外科では心臓と血管(動脈・静脈)の病気に対して診断や外科的治療(手術)を行っています。
 診療内容は成人先天性心疾患、後天性心疾患(虚血性心疾患、弁膜症、心膜炎、心臓腫瘍など)、大動脈疾患(胸部大動脈瘤、大動脈解離、腹部大動脈瘤、大動脈閉塞など)、末梢動脈(動脈閉塞、動脈瘤など)、静脈(下肢静脈瘤、深部静脈血栓症など)で、つまり人工心臓と心臓移植以外の心臓血管すべて(頭部を除く)の疾患の診断、治療を行っています。

弁膜症に関しては可能な限り心臓弁の形成術(弁の修繕)などを行い、ワーファリンのない生活を可能とすることを目指します

 心臓弁膜症においては、心房細動を持つ患者さんや機械弁による弁置換を受けた患者さんでは、生涯にわたるワーファリン内服を必要とします。当センターでは可能な限り心臓弁形成術(弁の修繕)や、心房細動出現前の早期手術、心房細動が起きた後でも不整脈手術の併用を行うことなどの治療方針により、ワーファリンを必要としない術後生活を可能とするような外科治療を目指します。

低侵襲手術による患者さんの肉体的精神的負担軽減を行っています

 心臓血管外科領域においても低侵襲手術への流れが始まっています。小切開による心臓手術、必要に応じたオフポンプ冠動脈バイパス術(人工心肺を用いない方法)や、薬物治療の一環である血管新生治療などこれら新しい治療にも積極的に取り組み、患者さんに最も適した治療を選択し、より良い成績を目指すと共に、手術による患者さんの肉体的精神的負担を軽減することを行っています。平成26年3月より、小切開右開胸法による、僧帽弁手術も開始しました。

積極的な術後リハビリによる早期退院を目指します

術後リハビリテーション アメリカでは心臓手術後4~5日で患者さんが退院する心臓病センターもあります。それを可能にする日本の病院との大きな違いは手術後の心臓リハビリテーション体制の成熟度の違いです。平成22年春より当センターでは心臓リハビリテーションの大幅な体制強化がなされました。これによりこれまでにない心臓手術後の優れた心臓リハビリが可能となり、このことが患者さんの早期退院につながります。入院中だけでなく、退院後も外来での心臓リハビリが可能となりましたので退院した多くの患者さんに喜んでいただいています。

心臓再手術もより安全に、より確実に

心臓血管外科手術の場面2 当センターでは心臓血管外科の歴史も長く、外来で多くの心臓手術後患者さんをフォローしていますが、手術後長い時間が経ってくると、手術をしたところや時には別の部位に異常をきたし、心臓再手術を必要とする患者さんが少なくありません。今後も増加が予想される心臓再手術は、胸骨再切開時の心臓や大血管の損傷、強固な癒着部位の剥離や前回手術部位再建の困難さなどのために、初回心臓手術に比べより豊富な技術と経験が必要とされます。当センターでは、これまでの経験をもとに心臓再手術をより確実により安全に行うためのコツと技術を駆使し、より良い手術成績を目指します。

すべての心臓血管外科手術はバイオクリーンルームで

 どんなに良い手術をしても術後の感染症が起これば命に係わることも少なからずあります。当院心臓血管外科手術はすべてバイオクリーンルーム(国際基準で最も清潔度の高い手術室)で行っています。一般的にある程度の確率で起こると言われている心臓手術後の縦隔洞炎や人工物感染(人工弁や人工血管などの感染)などの重度術後感染症が新チーム赴任以来この三年間非常に稀(1%未満)であったことは、極めて清潔度の高い環境で手術を行っているおかげであると思います。

ステント治療を開始しました

 近年増加中の末梢血管や腹部大動脈疾患に対し、ステント治療をはじめとする血管内治療を、当センター循環器内科、放射線科との協力のもと行っています。全ての症例でこの治療が可能な訳ではありませんが、患者さんの有力な治療選択肢の一つとしています。

自己血貯血、自己血輸血を再開しました

 心臓血管手術においては手術中、手術後の輸血を必要とすることが少なからずあります。輸血による合併症は以前に比べると大変少なくなったとはいえ、他人からの輸血をしないに越したことはありません。このため当科では可能な限り手術前に自分の血液を取っておいて(自己血貯血)、手術中、手術後の輸血が必要な時に貯めておいた自分の血を使う(自己血輸血)体制を再開しました。

診療受付時間

8:30~11:00(平日)

※曜日により診療科が異なります。

外来診療担当表

休診日

土・日・祝日・年末年始

病棟面会時間

13:00~20:00(平日)
11:00~20:00(土日祝)

PAGE TOP