診療科のご案内 -呼吸器内科-

呼吸器内科のご案内

呼吸器疾患なら当科へ!スタッフも充実

 当科では、患者さん中心の診療体系を組み、また、すべての呼吸器疾患患者さんに質の高い検査・診断・治療を行うことで、最先端・最高レベルの医療を提供するよう心かげています。当科の各医師がさらに良質な呼吸器内科専門医を目指して呼吸器疾患全般にわたって診療しています。
 スタッフ数も充実しており(常勤医師13名、後期研修医7名)、外来診療は連日5名前後の医師が担当しています。

多くの患者さんが通院されています

 呼吸器内科外来には多数の呼吸器疾患患者さんが通院しています。県民ニーズが極めて高く、2次医療圏のみならず3次医療圏の専門病院-非結核・結核の呼吸器疾患を扱う専門病院-としての役割を果たしています。
 疾患の種類は基本的に呼吸器疾患全般にわたるものですが、主要疾患の内訳は、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性気道感染症・肺炎等の呼吸器感染症、肺がん、種々の間質性肺炎、慢性呼吸不全、気胸、睡眠時無呼吸症候群等です。
 なかでも当センターの特色として、間質性肺炎を筆頭としたびまん性肺疾患や、結核・非結核性抗酸菌症等の抗酸菌感染症の新規患者さんの数が他院より多くなっています。

充実の専門外来

 専門病院であることを活かし、疾患別に専門外来(間質性肺炎外来、アスベスト専門外来、禁煙外来)を設けています。

喘息教室・COPD教室を開催しています

 呼吸器疾患の多くは慢性疾患であり、的確な慢性疾患管理と指導、急性増悪に対応する信頼できる病院が求められていることから、気管支喘息やCOPDの患者さんには定期的に喘息教室COPD教室を開催しています。

肺がん包括診療センター

 入院患者数では、肺がんが最多です。当センター内に肺がん包括診療センターを有し、診断から治療まで包括的に行っています。当院における肺がん治療は、ガイドラインに準じた標準的な治療に加えて、高い診療水準を維持するために多施設共同臨床試験にも多く参加しております。さらに症状に応じた緩和治療や他疾患を合併した場合の特殊な治療法にも対応しています。
 治療法には、手術・放射線・抗がん剤による化学療法がありますが、治療法選択に当たっては呼吸器外科・放射線科とともにカンファレンスを行い、集学的な治療に対応する体制をとっています。

気管支鏡検査 外来化学療法室
気管支鏡検査 外来化学療法室

 間質性肺炎は比較的まれな疾患で、そのうち原因が特定できない特発性間質性肺炎は、指定難病(旧特定疾患)に指定されています。当センターは間質性肺炎の患者さんを数多く診療しており、診断・治療の経験が豊富で、セカンドオピニオンでの受診も増えています。県内からだけでなく、県外からも多くの患者さんが集まるようになり、すべての患者さんに均等に高度な診療を提供できるよう、平成27年に間質性肺炎センターを開設しました。これにより、多くの患者さんに高度で均一なチーム医療を行えるようになっています。

重症喘息治療のサーモプラスティを導入しています

 重症の喘息患者さんの中には、従来の薬物治療のみでは完全に症状を緩和することができず、喘息発作の不安をかかえ日常生活が制限される方もいます。当センターは呼吸器専門病院として、早期から気管支サーモプラスティ療法を行う治療環境を整えています。

結核診療は今でも当センターの使命です

 当センターの前身が結核療養所であったことや、県内でも結核を扱う数少ない施設であることなどから、排菌(塗抹陽性)患者さんや排菌が強く疑われる結核患者さんに対応しています。

呼吸リハビリテーションを行っています

 呼吸リハビリテーションは、非薬物治療の最も重要な治療の一つです。すでに薬剤などで症状が軽くなっている患者さんにおいてもさらに上乗せの効果があり、当センターでは積極的に導入しています。
 外来患者さんを主な対象とした呼吸機能訓練室での呼吸リハビリテーション、入院患者さん向けの病棟でのADL(日常生活動作)向上や排痰補助の他、病気の進行によって日々の活動に影響が出始めている慢性呼吸器疾患患者さんを対象に、毎日行うべきリハビリ運動や毎日摂取すべきエネルギーの学習、薬剤指導、病気の勉強などを包括した、包括的呼吸リハビリテーション入院(1週間~10日程度)を行っています。

呼吸リハビリテーション
呼吸リハビリテーション

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